第5回 美容室の現状の分析
Ⅴ【まとめ】
今回は、「数字は苦手で見るのも嫌」という方には、少ししんどい講座だったかも知れません。
また、「企業の成績書」とも言われる「決算書」に分析を加えることは、努力を必要とされる作業であるかもしれません。
しかしこの分析は、それを我慢して行っていただくだけの価値があるものだと思います。
もちろん、美容室オーナー様は自社(自店)の収益性や利益率などは「なんとなく」把握しておられると思います。 ですので、この分析を行っても「そんなことはわかっている」といった程度の情報しか得られない、と思われるかもしれません。
しかし、
「なんとなくこの辺りが悪い」よりも
「利益率が昨年度から0.5%下がった」の方が、改善策が考えやすい
のは言うまでも無いことだと思います。
この「財務分析」という手法は、自店の現在の問題点が、「現在、手元にあるデータから」
「電卓のみを使って」「数字という客観性」をもって把握できるという、いわば
最も手軽で、最も効果の高い分析方法
であるとStockは考えております。
分析を行う上で一つ注意していただきたいのは、これらの手法は「分析」の手法であり、
「解決」の手法ではないということです。
分析の目的は、
解決すべき美容室の問題点を明らかにする
ことです。分析は、病気を見つけるための「健康診断」に過ぎません。
ですから、問題点を明らかにした後には
分析した結果、判明した美容室の問題点を解決する
ことが必要です。(「解決」については、今後の講座でご紹介していきます)
第六回では、今回軽くご紹介した、「SWOT分析」「地域分析」についてご説明します。
次回からの講座にも、是非ご期待ください!
参考文献(敬称略)
「中小企業の財務指標」 中小企業庁編、同友館、2005年
「儲けるための ザ・経営分析」 丸山弘昭・野村正光、中経出版、2005年
「決算書がおもしろいほどわかる本」 石島洋一、PHP研究所、2006年
「企業診断 2月号」 神田正哉編、同友館、2006年
※ 今回ご紹介した手法は「財務分析」のごく一部のにすぎません。
より詳細な情報を必要とされる方は、Webや文献等を当たられることをお勧めします。
もしくは、こちらまでご質問下さい。可能な範囲でご回答させて頂きます。
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