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第23回「理美容室でのコミュニケーション」

怒りの心理学~パート3~

相手の助けになりたいと思っているのに、
助けにならない時ってどんな感じがするでしょうか?

無力感を抱くのではないでしょうか?
相手が大切な人だったり、助けてあげたい気持ちが強い程、
比例するようにこの無
力感は強くなりやすいもの。

すると、この無力感がイライラに変わってくることがあるようです。

「どうしたの?元気だして。もっと楽しいこと考えようよ」
「ほっといてよ」
「いつまで、うじうじしているの!もう、一生そうしときなさい」

こんな風にあたってしまうことがあるようです。

表面的に見ると、相手のうじうじしているところに怒っているように見えますが
心理分析的にみると、これは相手に怒っているのではなく、自分の無力さを感じ
ることを防衛する為に相手に怒っているのか、もしくは自分の無力さを責めてい
て自分を責めるのを防衛する為に相手を責めていると分析できます。

つまり、本当の怒りの原因は相手ではなく、自分への怒りというわけです。

本当は自分へ向けていた怒りを、相手にぶつけてしまうということをしてしまう
と、少し八つ当たりチックな要素が入ってきますので、相手は自分の為に言って
くれているというよりも、ただ感情をぶつけられている感じがしてしまいます。

相手のことを思えばこそ感じている無力感なのに、そこは伝わらず表面的にでて
いる怒りの印象ばかりが伝わるのはもったいないことです。

愛や思いやりがあればこそ感じている無力感なわけですから、その愛や思いやり
が伝わらないことはもったいないことだと思います。

こんな場合は、自分への承認や、自分の相手に対しての価値を受け取るなどが要
るようです。他人から価値を見てもらうことも良い方法と思います。

愛や思いやりがきちんと伝わるようにする為に無力感を癒すことをテーマにする
のです。

「どうしたの?元気だして。もっと楽しいこと考えようよ」という気持ちを相手
が受け取れなくても、そういう善意の気持ちを向けてくれる人は、相手にとって
ありがたい存在なんだということ(自分の存在価値)を受け取ることができれば、
無力感は埋められると思います。

そうすれば無力感から、相手に当たることが無くなっていくでしょう。

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